いけむら歯科クリニックの親知らず治療
親知らずの抜歯はどこでも同じと思っていませんか?
歯を削る必要があるときや神経を取る必要があるとき、歯を矯正したいときや入れ歯を作りたいときなど、患者様は慎重に評判を確認し、歯科医を選ぶ方が多いです。
しかし、何故か抜歯に関してはそうではありません。
近くにあるだけで医院を選んでしまう方もいます。
しかし、当クリニックでは「抜歯」は「削る」以上に注意が必要だと考えています。
なぜなら、親知らずの近くには大切な神経や血管があり、適切に治療しなければ、痛み、腫れ、出血、神経麻痺などリスクがあるからです。
そういった問題は全体の数パーセントにしか発生しないものの、見過ごせる数字ではありません。
我々には細心の注意を払う義務があります。
トラブルを防ぐためには、歯科用CTを使用した徹底的な検査を行い、経験と技術に基づいた治療を実施する必要があります。
これが当クリニックが常に行っている努力です。
歯科用CTを使用した「精密検査」
前述の通り、親知らずの近くには神経と血管が存在します。
CTはこれらの血管の位置を正確に撮影し、抜歯に必要な情報を提供する装置です。
その精度は通常の二次元のレントゲンに比べて圧倒的に優れています。
CTは安全な抜歯のためには欠かせない装置ですが、日本の歯科ではCTの導入率は約4%と高くありません。
クリニックを選ぶ際には、CT撮影が可能かどうかを調べることが大事です。
親知らず抜歯の必要性
親知らずには、抜歯が望ましい場合とそのままにしておいても問題のない場合があります。
親知らずを抜歯したほうが良い場合
- 親知らずの虫歯が進行している場合
- 治療しても再発が高い可能性がある場合
- 腫れを起こしている場合
- 磨きにくく、汚れがたまりやすい場合
- 横向きや斜めに生えており、隣の歯を押して歯並びを乱す可能性がある場合
親知らずをそのままにしておいても問題のない場合
- 親知らずがまっすぐに生えており、上下の歯と正常にかみ合っている場合
- 虫歯がない場合
- 歯磨きが十分にできている場合
- 親知らずが完全に埋もれており、痛みや腫れなどのトラブルを起こしたことがない場合
- 将来的に親知らずを土台にブリッジを作る可能性がある場合
親知らず抜歯の難症例
親知らずの抜歯は難しい場合もあれば、そうでもない場合もあります。
- 歯根の形態が複雑
- 歯根の形が複雑で複数ある場合や曲がっている場合は、注意が必要です。
特に、根が下顎神経を取り囲むような形状の場合は、最も難しい抜歯となります。
- 歯が生えている方向が垂直ではない
- まっすぐな親知らずは比較的簡単に抜けます。
しかし、親知らずは一番奥に生える歯であるため、生えるスペースが不足しており、斜めや横向きに生える可能性が高いです。
傾斜の角度が抜歯の難易度に影響します。
また、骨に埋もれているほど抜歯が難しくなります。
- 下顎神経との位置関係
- 親知らずの抜歯の難易度は、下顎神経との接触の有無によって決まります。
接触していても抜歯は可能ですが、下顎神経への損傷のリスクがあります。
親知らず抜歯の2種類の痛み
親知らずの抜歯には、「抜歯時の痛み」と「抜歯後の痛み」の2つの種類があります。
「抜歯時の痛み」は麻酔をしっかりするので、抜歯自体の間はあまり痛みを感じません。
一方、「抜歯後の痛み」は、麻酔の効果が切れる時に痛みを感じることがあります。
抜歯後の穴がかさぶたでしっかり覆われない場合、露出した骨に関連して激しい痛みを引き起こす可能性がありますが、そのような場合でも穴をふさいで痛みを抑えることができます。
- 抜歯に時間がかかるほど、抜歯後に痛みが起こりやすい
- 親知らずの生え方によって、抜歯がより困難で時間がかかることがあります。
抜歯に時間がかかると、抜歯部位の穴が大きくなる可能性も高まり、麻酔の効果が切れる時に痛みが生じる確率も上がります。
当クリニックでは、CTを使用して事前に親知らずの抜歯をシミュレーションし、できるだけ侵襲の少ない治療を目指します。
- ドライソケット
- 親知らずの抜歯後、抜歯穴が形成され、そこに血液がたまります。
この血液の塊が抜歯穴を覆い、かさぶたのようなものができます。
ドライソケットは、この血液のかさぶたが剥がれて顎の骨が露出し、激しい痛みを引き起こす現象です。
放置すると痛みが長引く可能性があるため、抜歯後にうがいや食事を控えるなどの予防策を取ります。
また、親知らずの抜歯後に人工のコラーゲンを穴に配置することでドライソケットを予防する方法もあります。
- 親知らず抜歯と小顔効果
- 「親知らずを抜くと小顔になることはありますか?」という質問を時々うけます。
当クリニックの回答は「理論的には少し小顔に見える可能性がありますが、目に見えるほどの変化は期待できません。」です。
下顎の親知らずはいわゆる顎のエラの周辺に位置しているため、抜歯することで骨吸収が起こり、エラが少し細くなることがあります。
しかし、親知らずを抜歯した後に顔の見た目に明らかな変化が期待できるわけではありません。
そのため、小顔効果のために親知らずを抜くことはお勧めしません。
安全で痛み少ない
親知らず抜歯を
追求しています
いけむら歯科クリニックでは、親知らず治療において患者様の健康と安心を最優先に考えています。 経験豊富な歯科医師とスタッフが、最新の診療技術と知識を駆使し、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療を提供しています。 親知らずの抜歯や関連する痛みの管理、ドライソケットの予防についても、丁寧なケアと適切な情報提供を行っています。 ご相談や治療をお考えの方は、当クリニックでまずは診断とアドバイスを受けてください。 私たちは患者様の笑顔と健康を大切にし、安心して治療を受けられる環境を提供いたします。 確かな結果をご提供いたします。 お気軽にご予約やご相談をお待ちしております。