歯周病専門の歯科衛生士が6人在籍しています
いけむら歯科クリニックでは、歯科衛生士が歯周病治療の主役です。
専門の技術と知識を持ち、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療を提供します。
歯周病は歯と歯肉の間に歯周病菌が感染することで進行します。
痛みや歯肉の腫れ、歯の動き、最悪の場合は歯の喪失を引き起こす可能性すらあります。
しかし、適切な治療とケアがあれば、これらの症状は避けることができます。
治療は初期段階では歯のクリーニングとブラッシング指導から始まり、重度の症状ではスケーリング、ルートプレーニング、場合によっては手術なども行われます。
歯科衛生士はそれぞれの段階で最適な治療を提案し、進行状況に応じて必要なケアを提供します。
歯周病が改善したら、予防室でのメンテナンスに移行します。
予防室では、歯科衛生士がプロフェッショナルクリーニングを行い、患者様自身が日々のケアを適切に行えるように指導します。
ブラッシングやフロッシングの方法、適切な歯磨き粉や口腔洗浄液の選び方、食生活やライフスタイルのアドバイスなど、一生健康な歯を保つための知識と技術をご案内します。
歯周病は成人が歯を失う最大の原因です
歯周病は日本の国民病であり、日本の人口の約80%が罹っていると言われています。
歯周病の原因と治療について、ご理解いただくことが健康的な口腔内を維持することにとって重要です。
多くの歯周病は無症状で、気づいたときには遅すぎという場合も多いです。
以下のような症状はありませんか?
- 歯肉から出血する
- 歯肉が時々腫れる
- 歯が浮いているように感じる
- 歯肉が痛い
- 歯がグラグラする
- 食べ物を噛むと痛む
- 口臭がある
- 口の中がねばねばする
歯周病の恐ろしいところは、虫歯よりも自覚症状が少ないことです。
歯がグラグラするなぁと思ったときには、歯周病はかなり進行していることがよくあります。
奥歯が一本でもなくなると、咀嚼のしやすさは30%も減少すると言われています。
日本では、30歳以上の人々の約80%が歯周病に罹患しており、歯の喪失の40%が歯周病によるものだという論文があります。
歯を一生保持するためには、歯周病対策が不可欠です。
歯周病と関連する全身疾患
- 胃がん
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- 動脈硬化
- 糖尿病
- 誤嚥性肺炎
- 低体重出生
- 早産
- アルツハイマー
これらは歯周病によって悪化すると報告されている疾患です。
歯周病細菌の毒性は強く、血管内に侵入して死滅した後も血糖値が上昇する原因となることがあります。
歯周病の進行メカニズム
歯磨きが不十分だったりすると、細菌の増殖により歯肉が腫れます。
これを歯肉炎と言います。
歯肉炎は比較的簡単に発症しますが、日々の丁寧なブラッシングで治すことが可能です。
しかし、歯肉炎が放置されると、歯石が歯と歯肉の縁に赤みと腫れを引き起こし、結果として歯周炎を引き起こします。
歯周炎が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶解し始めます。
溶解速度は非常に遅く、多くの人は痛み、歯のぐらつき、出血などの症状が出るまで自覚症状を感じません。
将来的な歯の喪失を防ぐためには、早期発見と歯周病の治療が必要なため、定期的な検診がおすすめです。
以下に歯周病の進行段階に対する症状と治療法を表にまとめました。
歯肉炎 | 【症状】 歯磨き時の出血、歯肉の赤みや腫れ |
【治療法】 正しいブラッシング技術の指導、プロフェッショナルクリーニング、口腔ケア製品の選択の指導 |
---|---|---|
軽度歯周炎 | 【症状】 歯肉の腫れ、慢性的な口臭、歯と歯肉の間のポケット形成 |
【治療法】 プロフェッショナルクリーニング、スケーリングおよびルートプレーニング、改善した口腔ハイジーンの維持 |
中等度歯周炎 | 【症状】 歯の動揺、歯肉の後退、口臭 |
【治療法】 スケーリングおよびルートプレーニング、抗生物質の使用、良好な口腔内の維持、口腔外科手術の可能性 |
重度歯周炎 | 【症状】 歯の喪失、歯肉と骨の大量の損失、顎の骨の減少 |
【治療法】 ルートプレーニング、抗生物質の使用、歯周ポケット削減手術、骨移植または再生手術 |
この表は一般的な症状と治療法を示していますが、個々の患者の症状や治療は患者の全体的な健康状態、年齢、他の医療状況などによって異なる可能性があります。
- 歯肉炎
-
歯肉炎は、歯肉の炎症と出血を引き起こす歯周病の初期段階です。
主な症状は、ブラッシングやフロッシング時の歯肉の出血、歯肉の赤みや腫れなどです。
プラークと細菌が歯肉に蓄積し、歯肉を刺激することにより生じます。
歯肉炎の治療は、正しいブラッシング技術の指導、プロフェッショナルな歯科クリーニング、そして適切な口腔ケア製品の選択の指導などです。
- 軽度歯周病
-
軽度歯周病は歯肉炎が進行した状態で、この段階では歯肉と歯の間に歯周ポケットが形成されます。
歯肉の腫れ、口臭が一般的な症状です。
治療方法はプロフェッショナルクリーニング、スケーリングおよびルートプレーニングとなります。
歯石とプラークを取り除き、歯肉の健康を回復するのに役立ちます。
- 中等度歯周病
-
中等度歯周病は、歯周病がさらに進行し、歯肉の後退や歯の動きが観察される段階です。
治療は、スケーリングおよびルートプレーニングというプロフェッショナルな歯石除去プロセスにより行われ、抗生物質も使用されることがあります。
外科手術が必要な場合もあります。
- 重度歯周病
-
重度歯周病は、歯周病の最終段階であり、大量の歯肉と骨の喪失、顎の骨の減少、そして最終的には歯の喪失に至ることがあります。
この段階では、ルートプレーニング、抗生物質の使用、さらには歯周ポケット削減手術、骨移植または再生手術が行われることがあります。
歯周病は一生予防
できる病気です
当クリニックでは、3ヶ月に一度の定期検診を推奨しています。 定期検診は、歯周病の進行を早期に発見し、必要なケアを提供するために非常に重要で、患者様の口腔の健康状態を継続的に監視し、必要な場合には治療計画を更新することができます。 当クリニックが目指すのは、患者様が一生、自分の歯で食事ができることです。患者様が健康な口を維持し、笑顔を保てるように、私たちは一緒に歩んでいきます。 患者様の口腔の健康と笑顔を守るために、私たちのクリニックにお任せください。